ほしの ふうた
秘蜜のささやき
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巻頭作『視線』で早くも開花した才能に出合えるけど、まだ自分のスタイルを確立するに至らない作品が殆どなのでコアなファンの方にしかお薦めできません。 |
★3の下。
著者の処女短編集。
少女と河原と遠くから見つめてる視線の物語『視線』。
医師による、あり得ない少女新療法『くらがりの診療時間』。
ひと夏をお金で買われた少女への凌辱調教劇『夏休み』および『夏休み 第二章』。
ほか、『湯けむり交響曲』『ばーすでい ぷれぜんと』『プールの外の時間割』『ここはヒミツの写真館』『ふしぎのひも』『春のあらしの保健係』 の全10話を収録。
絵柄的にも作品の方向性にしても、まだまだ自分のスタイルを確立するに至らない習作時代の作品群の中で、巻頭作『視線』の、ファンタジーポエムとしての完成度が際だっています。
なかなか味のある『夏休み』シリーズの最終話が2冊目『晴れときどきぬれねずみ』に跨ってしまったのが残念。
『視線』も『夏休み』シリーズ全3話も11冊目の『天然幼液』に再録されたため、よほどコアなファンの方じゃない限りお薦めしにくい処女単行本です。

