ほしの ふうた

霧の中の少女

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定価 : ¥ 920
販売元 : 東京三世社
発売日 : 2005-09-28
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『霧の童話』 全10 話の1話から4話を収録。続編(5?10話)は15冊目『霧の童話』に収録されてます。分刊が無念な12冊目。

 ★4の上ギリ。
 著者の12冊目。
 オテンバ少女と少年二人のコミカルエロポエム『ヒミツの入り江』。
 9冊目『若葉といっしょ』に収録されていた、他人の妄想を受信しちゃう件のアホ毛少女の傑作エロコメの続編『こよりちゃんと妄想チャンネル』の2話と3話。
 少女とヌイグルミと夜と不思議世界のメルヘン無声劇『真夜中のともだち(前後編)』。
 見学をかねた役づくりと称して呼び寄せられた少年と少女が、運命と陰謀の渦に呑み込まれてゆく現代ホラーテイストの物語は、著者初の長編で、まさしくタイトル通りな灰色の童話で全10話で描かれた『霧の童話』の、その1話から4話まで。
 収録作品の内容だけなら、今日までに発売された著者の全単行本中、『水の戯れ』と並んで最高評価できる傑出した作品ばかりなのですが、残念ながら単行本としての構成が酷すぎます。
 本の約半分をストーリーものである『霧の童話』が占めるため、15冊目『霧の童話』を購入する予定の無い方にはお薦めできません。さらに、一応物語の中で簡単な説明はされているものの、9冊目『若葉といっしょ』を未読だとたぶん思い入れがしにくいだろう『こよりちゃんと妄想チャンネル』が2話分収録されているなど、完結してるのは2編(計3話)だけなので、単独での購入ならお薦めできません。
 ほかの作品で著者の作風を気に入られた方でも充分注意してください。
 『霧の童話』(全10話)は、個人的に著者の全作品中で一番大好きな作品なので、お薦めしにくいのがとても残念です。

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